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「特上カバチ!!」表現めぐり温度差 弁護士会VS行政書士会 (産経新聞)
- 2010.05.19 Wednesday
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- by 9hevjhctij
TBS系ドラマ「特上カバチ!!」で、行政書士が示談交渉を行うなど弁護士法違反を助長する場面があったとして、大阪弁護士会がドラマを放送したTBSに抗議書を送付した問題。同会は「ドラマの影響力の大きさは看過できない」として、再放送やDVD発売を自粛するよう求めたが、TBS側は6月に予定通りDVDを発売する方針だ。行政書士からは「いちいち口を出すことではないのでは」という声も聞こえ、ドラマ表現をめぐる温度差が浮き彫りとなっている。
今年1〜3月に放映された「特上カバチ!!」は、行政書士、田島隆さんが原作者の人気漫画。人気アイドルグループ「嵐」の桜井翔さんが行政書士の補助者を演じ、行政書士らとともに法律問題に取り組む姿を描いた。
同会が今年3月に送った抗議書では、文書作成料とすれば実質上は交渉報酬であっても行政書士が受け取れるとの誤解を生む▽行政書士の業務内容を超えた法律相談がなされている▽示談交渉まで行っている−などと指摘し、「違法行為を助長するものであり、極めて遺憾」としている。
同会は昨年4〜5月に放映されたNHKドラマ「コンカツ・リカツ」に対しても、同様にNHKに抗議書を送っている。このドラマでは行政書士が慰謝料請求に関する離婚相談に応じるシーンがあり、「弁護士しか行えない法律相談業務にあたる」としている。 × ×
同会によると、今回の抗議については120通を超えるメールが寄せられ、「ドラマはフィクションだからいいじゃないか」「キャストの気持ちを考えろ」といった批判的意見が約9割を占めた。中には同一人物が送ったとみられるメールも数十通あったという。
ただ、同会の高橋司副会長は「原作漫画についても抗議すべきではないかという議論は以前からあった。特に今回は、ドラマの影響力は軽視できないと判断した」と、抗議に踏み切った背景を説明する。また、「弁護士法違反容疑で元行政書士が逮捕されるといった最近の状況も考慮した」と、行政書士と弁護士の職域があいまいになりつつある現状に懸念を示した。
× ×
一方、日本行政書士会連合会側も「会員には業際(ぎようさい)(職域)を守るよう、ことあるごとに呼びかけている」とした上で、「ドラマはフィクションであり、演出やストーリー性という部分もある。こちらからいちいち意見を言うことではなく、制作側の良識に任せている」(中西豊専務理事)との立場だ。ある行政書士は「われわれの仕事は法律と切り離すことはできず、すべてがテキスト通りに厳格に運用できるわけではない」とも打ち明ける。
これに対し、立教大学社会学部の服部孝章教授(メディア法)は、「逮捕などの司法手続きについて、視聴者に誤解を与える描写をしているドラマも多い。フィクションだからいろいろな表現があっていいが、事実誤認をさせるようなものは問題」と指摘。「ドラマはニュース以上に社会に与える影響は大きい。だからこそ、作り手にも丁寧さが必要」と訴えている。
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今年1〜3月に放映された「特上カバチ!!」は、行政書士、田島隆さんが原作者の人気漫画。人気アイドルグループ「嵐」の桜井翔さんが行政書士の補助者を演じ、行政書士らとともに法律問題に取り組む姿を描いた。
同会が今年3月に送った抗議書では、文書作成料とすれば実質上は交渉報酬であっても行政書士が受け取れるとの誤解を生む▽行政書士の業務内容を超えた法律相談がなされている▽示談交渉まで行っている−などと指摘し、「違法行為を助長するものであり、極めて遺憾」としている。
同会は昨年4〜5月に放映されたNHKドラマ「コンカツ・リカツ」に対しても、同様にNHKに抗議書を送っている。このドラマでは行政書士が慰謝料請求に関する離婚相談に応じるシーンがあり、「弁護士しか行えない法律相談業務にあたる」としている。 × ×
同会によると、今回の抗議については120通を超えるメールが寄せられ、「ドラマはフィクションだからいいじゃないか」「キャストの気持ちを考えろ」といった批判的意見が約9割を占めた。中には同一人物が送ったとみられるメールも数十通あったという。
ただ、同会の高橋司副会長は「原作漫画についても抗議すべきではないかという議論は以前からあった。特に今回は、ドラマの影響力は軽視できないと判断した」と、抗議に踏み切った背景を説明する。また、「弁護士法違反容疑で元行政書士が逮捕されるといった最近の状況も考慮した」と、行政書士と弁護士の職域があいまいになりつつある現状に懸念を示した。
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一方、日本行政書士会連合会側も「会員には業際(ぎようさい)(職域)を守るよう、ことあるごとに呼びかけている」とした上で、「ドラマはフィクションであり、演出やストーリー性という部分もある。こちらからいちいち意見を言うことではなく、制作側の良識に任せている」(中西豊専務理事)との立場だ。ある行政書士は「われわれの仕事は法律と切り離すことはできず、すべてがテキスト通りに厳格に運用できるわけではない」とも打ち明ける。
これに対し、立教大学社会学部の服部孝章教授(メディア法)は、「逮捕などの司法手続きについて、視聴者に誤解を与える描写をしているドラマも多い。フィクションだからいろいろな表現があっていいが、事実誤認をさせるようなものは問題」と指摘。「ドラマはニュース以上に社会に与える影響は大きい。だからこそ、作り手にも丁寧さが必要」と訴えている。
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